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CPT2025 中国プレミア大会を制したのは14歳のひなお!

REJECT

10月31日から11月2日にかけて、CPT2025の最後のプレミア大会「FightClub Championship Ⅵ」が中国・成都で開催されました。カプコンカップへの出場権をかけた重要な大会とあって、国内外から多数のトッププレイヤーが集結し、熱戦が繰り広げられました。

波乱の展開となったプール戦

大会序盤から予想外の展開が続きました。優勝候補と見られていた実力者たちが相次いでプールからルーザーズに落ちるなど、観客や配信視聴者を驚かせる結果が次々と生まれました。

最終日のTOP8には、日本からときど、jojotaro、ひなお、eguto、アメリカからNoahTheProdigy、Punk、フランスからKilzyou、そして地元中国から怪人王子が勝ち上がりました。

優勝すれば文句なしでカプコンカップ出場が確定し、2位以下も順位に応じてポイントが付与されます。TOP8に残れなかった選手の中にも、プレミアポイントでカプコンカップ出場圏内にいる選手が多く、この日の結果次第で自身の運命が左右されるという緊張感に包まれた最終日となりました。

14歳ひなおの圧倒的なパフォーマンス

今回初めて海外の大きな大会に参戦したREJECTのひなおは、わずか14歳ながらトッププロレベルの実力を遺憾なく発揮しました。

周囲からの期待とプレッシャーの中で迎えたTOP8では、同じREJECT所属のレジェンド・ときどと対戦することに。多くの人がときど有利を予想していましたが、試合が始まると様相は一変しました。ひなおは百戦錬磨のときどを圧倒し、3-0のストレートで勝利を収めます。会場も配信も、この若き才能のパフォーマンスに熱狂しました。

ウィナーズファイナルではjojotaroに惜しくも敗れてルーザーズに落ちましたが、そこで待ち受けていたのはアメリカのトッププロ・Punkでした。

Punkは新キャラのヴァイパーで挑みましたが、ひなおには全く通用せず、2-0となった後にメインキャラのキャミィに変更します。しかしひなおはキャミィ相手にも圧勝し、グランドファイナルへと駒を進めました。

劇的なグランドファイナル

グランドファイナルはウィナーズファイナルと同じ対戦カードとなりました。jojotaroの豪鬼に対してひなおはリュウを選択します。ウィナーズファイナルとは一転してひなおが圧倒的な強さを見せ、あっという間に3先を制してリセットに成功しました。

リセット後も勢いは衰えません。ひなおはリュウの火力を存分に活かし、体力の低い豪鬼を次々と追い詰めていきます。2本を連取し、jojotaroは優勝のために3連勝が必要な状況に追い込まれました。しかしトッププロの意地を見せたjojotaroが逆に2連勝を決め、スコアは2-2のタイに。カプコンカップ出場権をかけた最後の1本が始まります。

最終セットは一進一退の攻防が続き、フルセットフルラウンドの激戦となりました。全てがかかる最後のラウンドでペースを握ったのはひなおです。序盤からSA3を絡めて一気に攻勢に出ると、jojotaroは為す術もなく画面端で力尽きました。

ひなおが初めての海外ビッグイベントで見事優勝を飾ります。勝利の瞬間、14歳らしい喜びあふれるガッツポーズを見せたひなおに、配信を見ていた視聴者たちからも惜しみない賛辞が送られました。

史上最年少でのカプコンカップ出場決定

この中国大会でカプコンカップのプレミアポイントレースは終了しました。ポイント上位6名として、Punk(アメリカ)、ももち(日本)、こばやん(日本)、りゅうきち(日本)、Dual Kevin(アメリカ)、板ザン(日本)がカプコンカップ出場権を獲得しています。そして優勝したひなおも出場権を手にし、史上最年少でのカプコンカップ出場が決定しました。

カプコンカップ12は2026年3月11日から15日にかけて、日本の両国国技館で開催される予定です。この若き天才が世界最高峰の舞台でどのようなプレイを見せてくれるのか、今から期待が高まります。