CPT 2025 WW: Japan #3はG8S | さはら.が優勝!
カプコンカップ12への切符をかけた熱戦、ワールドウォーリアー第3回日本大会が10月26日(日)に開催されました。
全5回のシリーズ戦では順位に応じてポイントが付与され、シーズン終了時の累計ポイント1位の選手と、上位3大会の合計ポイントで争う上位8名による決勝大会の優勝者、計2名がカプコンカップ12への出場権を手にします。
実力者たちが次々と姿を消す大波乱
日本のワールドウォーリアーは世界最高峰の激戦区として知られ、プロもアマチュアも関係なく毎回予想外の展開が繰り広げられます。
今大会も例外ではなく、前回準優勝のウメハラが早々に1回戦でルーザーズへ転落。さらにはストリートファイターリーグ(SFL)でも活躍するかずのこが、まさかの769位という結果に終わるなど、ジャイアントキリングが相次ぎました。
こうした混戦を勝ち抜いてTOP8に名を連ねたのは、ウィナーズサイドから2BASSA、Seiya、さはら.、鶏めし、ルーザーズサイドからtaketake-piano、Taisei、きんちょ、ジャッシー/Jaccyの8名です。
特筆すべきは、さはら.を除く7名全員がワールドウォーリアーで初のTOP8入りを果たしたこと。日本勢の選手層の厚さを改めて証明する結果となりました。
白熱のグランドファイナル、さはら.が鶏めしを攻略
TOP8の戦いでは、SFLでも圧倒的な存在感を放つ鶏めしがダルシムの真髄を見せつけ、着実に勝ち上がってグランドファイナルへ到達。一方のルーザーズサイドでは、同じくSFL所属のさはら.が勝利を重ね、運命の決勝戦へと駒を進めました。
両者は既にウィナーズ1回戦で対戦しており、その際は鶏めしに軍配が上がっていました。しかしグランドファイナルでは様相が一変。さはら.が完璧な試合運びを展開します。
長距離戦を得意とするダルシムに対し、絶妙な間合い管理と驚異的な精度の差し返しを連発。観客が息をのむ間に、あっという間にブラケットリセットを達成しました。
運命を分ける最後の3先勝負。リセット後は鶏めしもさはら.のエドへの対策を見せ始め、互いに譲らぬ息詰まる攻防が続きます。試合はついにフルセット、フルラウンドの大接戦へ。
両者ともワンコンボで決着がつく緊迫した状況の中、バーンアウト状態に追い込まれた鶏めしに対し、さはら.がSA2で冷静に追撃。最後まで集中力を切らさず、見事優勝を勝ち取りました。
ポイントランキングは大混戦、残り2戦に注目
UFA(プレミア大会)でも優勝を飾り、まさに波に乗るさはら.が、日本最強決定戦とも言えるワールドウォーリアーを制しました。しかし、さはら.は既にカプコンカップへの出場権を獲得済みのため、今回の優勝で得た50ポイントは「死にポイント」となり、他の選手たちには思わぬ追い風となりました。
この結果、前々回覇者のGO1、前回覇者のひびきが引き続き上位をキープ。さらに今大会で躍動した鶏めしやSeiyaも新たにランキング上位に食い込み、ポイント争いは予断を許さない大混戦の様相を呈しています。
残すところワールドウォーリアーはあと2回。誰がカプコンカップへの切符を手にするのか、熾烈なポイント争いから目が離せません。






