スト6最強女子を決める「第2回ワルキューレ杯」試合結果

注目集めたTGSの大舞台で女性プレイヤーが激突

東京ゲームショウ2025のSamsung SSDブースにて、女性最強プレイヤーを決める大会「第2回ワルキューレ杯」が開催されました。招待された8名の女性プレイヤーによるシングルトーナメントは、一発勝負ならではの緊張感と、TGSという大舞台ならではの熱気に包まれ、大きな注目を集めました。

参戦者には、第1回大会の覇者・べてぃやはるミー、音無えりなといった実力者が揃い、現地の観客や配信の視聴者を大いに沸かせました。

ハイレベルな試合が続出

大会の組み合わせは当日その場で抽選によって決定され、1回戦から激戦の連続となりました。どのカードも実力伯仲で、観客は息を呑む展開の連続。解説を務めたプロゲーマーのりゅうきちも女性プレイヤーの高いレベルに賞賛の言葉を並べるほどでした。

今大会最も注目されていた前回王者のべてぃは順当に初戦を突破しましたが、準決勝では同じジュリを操るもよと対決。お互いにキャラを知り尽くした戦いは読み合いが何重にも重なり、最後はもよの鋭い攻めが決まり、2連勝で大逆転。会場は歓声に包まれました。

試合後、べてぃは自身のSNSで「最近は負けても涙を見せなくなったけれど、今回は舞台裏で悔しさから涙が止まらなかった」と心境を明かし、改めて勝利への強い執念と悔しさをあらわにしました。

コスプレイヤー・望月うかるが初優勝

決勝戦はモダン操作のリリーを扱うコスプレイヤーでもある望月うかると、べてぃに勝利し勢いに乗るもよの対決となりました。望月はモダン操作ならではの対空精度を発揮し、もよは攻めの鋭さで真っ向から応戦。会場も配信も熱気に包まれる中、望月がリリーの強みを生かして試合を優位に進めました。

最終局面では、望月が渾身のSA3を決め、もよのジュリをバーンアウト状態に。そのままコンドルスパイアで体力を削り切り、見事3‐1で勝利。大会を制覇しました。

優勝後のインタビューでは、「人生で初めて優勝できて自信に繋がりました。普段はコスプレイヤーとして活動していますが、こうして新たな舞台で応援してくださる方々に感謝したいです。これからもバシバシ爪痕を残していきたい」と充実感あふれるコメントを残しました。

女性プレイヤー同士の真剣勝負を制したのは、まさかのコスプレイヤー。意外性と実力が光った大会は、観客にも強烈な印象を残す結果となりました。