Ultimate Fighting Arena 2025 大会結果速報

CPT2025 プレミア大会 UFA 2025
カプコンプロツアー2025(CPT2025)のプレミア大会「Ultimate Fighting Arena 2025(UFA 2025)」が9月13日(土)から15日(月)にかけてフランス・パリで開催されました。
プレミア大会は年間でも特に注目度が高く、優勝者にはカプコンカップ出場権が与えられるため、世界中のトッププレイヤーが集結します。日本からはウメハラやときどといったレジェンド勢に加え、若手のさはら.やkingsvegaも参戦。まさに世代を超えた日本代表が挑む形となりました。
荒れるプール
多くの強豪が集結したUFA 2025は、初日から緊張感に包まれました。どのプールも濃密な対戦カードが並び、誰が勝ち上がっても不思議ではない状況。視聴者も固唾をのんで見守る中、試合は次々と佳境を迎えていきます。
波乱は早くも訪れました。安定感のある試合運びに定評のあるザンギエフ使いのこばやん、そしてJr.といった有力選手が早々に姿を消すという事態に。「この二人でさえ抜けられないのか」と驚く声が公式配信のチャットからも漏れ、プールの厳しさを物語ります。
どのプールでも強豪同士の激突が頻発し、序盤からルーザーズへと回るトッププロが続出する展開となりました。特に海外勢のレベルアップが顕著で、日本勢が思うように試合を進められず苦戦を強いられる場面が目立ったのも印象的でした。
ウメハラ vs Punk
予選プールの中でも、ひと際大きな注目を集めたのはルーザーズでの「ウメハラ vs Punk」。 日本を代表するレジェンドと、アメリカ最強の若手が激突するこの試合は、まさに日米代理戦争の様相を呈し、会場の熱気は最高潮に達しました。
ウメハラは試合中ラッシュ中段や生中段を連発し、攻めの姿勢を崩さない“勝ちたがり”ムーブを展開。翻弄されたPunkはリズムをつかめず、気づけば試合はウメハラのペースに。
結果は2‐0、優勝候補筆頭と目されていたPunkを退ける鮮烈な勝利となりました。配信を見守っていた日本のファンもSNSで一斉に歓喜の声を上げ、この瞬間、大会はさらにヒートアップしました。
TOP8
激戦を勝ち抜き、TOP8に残ったのは日本の若手2人、さはら.とkingsvega。いずれも勢いそのままに初戦を突破し、ウィナーズファイナルで日本人同士の対決が実現しました。ここではさはら.がkingsvegaのブランカを徹底的に攻略。冷静かつ鋭い対応力で封じ込め、堂々とグランドファイナルへ進出します。
一方でルーザーズに落ちたkingsvegaは、チリの若きホープ・Blazと激突。重厚なスタイルで攻めるBlazに対し、kingsvegaはブランカのトリッキーさと冷静な判断を織り交ぜて応戦。試合の流れを常に掌握し、最後はパーフェクトで勝利を収めました。観客席からは「まだ終わらせない」という気迫に拍手が鳴り止みませんでした。
いよいよ迎えたグランドファイナル。リベンジを誓うkingsvegaでしたが、さはら.の勢いは止まりません。序盤からエドで圧倒し、主導権を渡さないまま一気に試合を制します。最後は渾身のパーフェクトを決め、3‐0で快勝。さはら.が優勝を果たし、堂々とカプコンカップ出場権を手にしました。
CPT2025 プレミアポイント
今回の結果でCPT プレミアポイントランキングは大きく動きました。準優勝のkingsvegaは300ポイントを獲得し、一気に7位へ浮上。Blazも3位入賞でランキング2位に躍進しました。残るプレミア大会はあと2つ。ポイント争いは混沌さを増し、誰がカプコンカップへの切符をつかむのか注目が集まります。
さらに、TOP8入りを果たしたさはら.とkingsvegaは、カプコンによるプロライセンス推薦条件を満たしたことで、プロライセンスを獲得する見込みです。日本シーンを担う若き二人の今後の活躍に、期待は高まるばかりです。







