UFA 2025の国別5on5で日本チームが優勝

準決勝、ひぐちの5人抜きでドイツを圧倒
9月13日に開幕した「Ultimate Fighting Arena 2025」(CPT2025プレミア大会)。初日の目玉企画として、個人戦に先立ち国別の5on5が実施されました。日本代表はウメハラ、ひぐち、もけ、こばやん、立川の5名で構成。アメリカ、ドイツ、イギリスと並び、計4か国によるトーナメント形式で行われました。
準決勝で日本が対峙したのはドイツチーム。チーム力的には元々日本が格上と思われていましたが、ここではひぐちが驚異的なパフォーマンスを披露します。持ち前の堅実な立ち回りと冷静な試合運びで次々と相手を撃破し、なんと一人で相手チーム全員を倒す「5人抜き」を達成。これにより日本は大差をつけて勝利し、決勝進出を決めました。
決勝、アメリカとの接戦を制す
決勝の相手はフランスを破って上がってきたアメリカ。Punkを筆頭に実力者が揃う優勝候補で、日本にとって相手に不足はありません。序盤から互いに勝ち星を奪い合い、緊張感のある展開が続きます。選手同士の相性や戦術のぶつかり合いもあり、スト6ファンにとっては一瞬たりとも目を離せない内容となりました。
そして試合は最終局面へ。両チーム4勝ずつで並び、最後の勝負を任されたのは日本のこばやんと、アメリカのPunk。世界大会でも幾度もタイトルを獲得してきた強豪Punkを相手に、こばやんは一歩も引かない立ち回りを見せます。この大一番を制したのは日本のこばやん。日本がアメリカを下し、見事に国別5on5を制覇しました。
個人戦へ弾みがつく結果に
5on5の優勝は、日本チームとして戦った5人全員にとって、個人戦へ向けた最高のスタートとなりました。序盤はひぐちの快進撃で勢いをつけ、こばやんが最後に勝利を決める流れはもちろん印象的でしたが、その間にウメハラがベテランらしい安定感でチームを支え、もけが攻めのリズムを作り、立川が流れを崩さない粘りを見せるなど、それぞれがきっちり仕事をこなしました。
また、ベンチで仲間を励ます姿や試合後に笑顔を交わす様子など、チーム戦ならではの和やかな空気も印象的でした。観戦者にとっては競技としての緊張感に加え、団体戦特有の連帯感やドラマ性を感じられる一日となったのではないでしょうか。
UFA 2025の個人戦は日本時間9月13日(土)17時から開始予定です。国別戦を制した日本代表が、この勢いを個人戦でも発揮できるのか注目が集まります。









